人形劇団クラルテ「はてしない物語」
9月9日は重陽(じゅうよう)の節句(菊の節句)に人形劇を見に行った。
日本では「モモ」が一番有名なミヒャエル・エンデの傑作の1つ「はてしない物語」
児童向けになっているが大人が読んでも十分読みごたえのある物語である。
今回、「はてしない物語」が大阪の人形劇団クラルテによって上演されるということで、見てきたのであった。
さて、「はてしない物語」自体を知ったのが昨年なのだが、エンデの「モモ」は知っていた(はず)。
物語にも出てくる『はてしない物語』になぞらえた赤いハードカバーの本が、物語の雰囲気をそそっている。中の装丁も2色刷りでこだわっている。
私は小学生のころ学級文庫の本を相当読んでいたが、なぜかモモを読まなかった。。。
大人になって、ごく最近「モモ」を読んだら、ドキドキハラハラで「おもしろいやないか!」と小学生時代読まなかったことを悔やんだ。
この「はてしない物語」は「ネバーエンディングストーリー」として映画化されたが、世界観の違いやラストシーンが原作と異なるなど、エンデは認めていなかったそうである
そして、人形劇の「はてしない物語」
長い物語を上手く要約して、かつ、原作を読んだことのない人にわかってもらうように脚本をつくる、というのは大変なことだと思う
限られた舞台装置で様々な表現がされていた
この舞台だけなのかもしれなけど、完全な黒子姿ではないのがよかった
最後は感動のカーテンコールだった。
フィナーレでは、ステージから客席に下りてきてくれるのが嬉しかった~
私は、舞台とか暗くなるとどうしても途中目を開けていられなくて(そしてそのまま1,2分寝てしまう…)にも関わらず(寝たんかい!)、
最後のエンディングでホロリと涙。
そして、カーテンコールで人形が近くに来てくれて嬉しくて涙。
そして、身近な劇団らしいのは、ホワイエでの人形たちのお見送り(写真もOK、なんならハイタッチもOK)。
物語そのままをフルで演劇にしたら何時間ぐらいかかるだろう?
なんてことを思いながら帰宅した
改めてクラルテについて調べてみたりして、、、
60周年に上演していた火の鳥も見てみたいな~
子どもがいたら友の会に入るわ、こりゃ!
・・・・・
- 作者: ミヒャエル・エンデ,大島かおり
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/06/16
- メディア: 新書
- 購入: 41人 クリック: 434回
- この商品を含むブログ (299件) を見る