映画「おいしいコーヒーの真実」
コーヒーを飲むなら知っておきたいドキュメンタリー「おいしいコーヒーの真実」
全世界のコーヒー消費量は1日に約20億杯。
330円のコーヒーのうち、コーヒー農家に入るのが3~5円と言われている。
これは、本当にフェアなトレードっていうのか?
珈琲発祥の地、エチオピア(モカの産地)で貧困に苦しむコーヒー農家を救うため、海外で奔走するコーヒー農協連合会の代表タデッセ・メスケラさんを追いかけているドキュメンタリー。
驚きは、コーヒー豆の価格を決めるのは、農家でもなくてメーカーでもなく、NYの先物取引であること。
エチオピアにはコーヒーセレモニー「カリオモン」の習慣があるぐらい、人々の暮らしにコーヒーが身近にあるはずなのに、育てているコーヒーの大半は海外輸出用。
しかし、安く買いたたかれるコーヒー豆を売るだけでは生活は厳しく、ユニセフなどの支援がないと苦しいという農家も多い。
メスケラさんの努力によって得られた利益をどうやって使うかどうかの話し合いで「子どもたちに教育が必要」だと学校建設に充てることに多くが賛成するなど、努力で得た儲けを将来に還元していこうとする思いは素敵だなあと思う。
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