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映画「人生フルーツ」

津端さんご夫妻の暮らしと暮らしのルーツを描いたドキュメンタリー映画

 

「人生フルーツ」

友人からもおすすめされて、ようやく観に行けた

作品解説はこちら

愛知県にあるニュータウンに暮らす津端さん夫婦の日々を追いかけた物語

 

ロングラン上映しまくっていて、どんどん上映会場がなくなってきていて、ギリギリ発見した小さな劇場にて

他に観ている人の息づかいが感じられるぐらい小さなところ

 

この舞台となっている愛知県春日井市の「高蔵寺ニュータウン

高蔵寺ニュータウンのマスタープランは、都市計画の授業や建築士の問題によく出てくるのである

ずっと高蔵寺ニュータウンのマスタープランがなぜ実現できなかったのか、が疑問だったけど、まさかここでその一端を知ることになるとは

 

ニュータウンでも、何もないところからでも、雑木林を作れることを実践すること、

何よりも90歳となってもいつでも仕事を引き受けられる状況を作っておられること、

毎日手紙を書いたり農作業したり、しているだけではなくて

日々、こつこつ感性をきちんと磨いておられること

 

このドキュメンタリー撮影中に津端さんのご主人がお亡くなりになったのだが

「草むしりして、昼寝して、そのまま起きて来なかった」そうで

これは理想的な死に方だ!と思ったし、こういう終わり方がいいなと思った

(家族は突然すぎて悲しいかもしれないけど)

亡きがらも本当に眠ったようで、映画を見ている方もまた起きて来られるんじゃないか、と思うぐらい

結婚式もお葬式もされなかったご夫婦。ふたりらしいお別れ

 

お別れの前の奥さんの旦那さんへの言葉が印象的だった

「私の命が尽きて灰になったら、一緒に大西洋に流してもらいましょうね。それまで待っていてくださいね」(という感じ)

 

ちなみに、ご夫婦の著書は、たくさんあり最近のものはスローライフ的な感じになっている印象

 

最近の著書はこのあたり

ふたりからひとり ~ときをためる暮らし それから~

ふたりからひとり ~ときをためる暮らし それから~

 
ひでこさんのたからもの。

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ききがたり ときをためる暮らし

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