「突然ですが~」シリーズスピンオフ
「突然ですが、明日結婚します」スピンオフコミックス
ハマると恐ろしく、全種類揃えたくなってしまう
これは連載中に発刊された1冊「突然ですが、今日攫いにいきます」
本編コミックスの背景が赤に対して、真っ白だと新鮮!
これは、最初と最後は、あすかとナナリューの同棲前(半同棲中の頃か)の話だけど、それ以外は他のコミックスにも掲載されている読み切りなので、宮園先生ファンで他の単行本持ってる人やほかの話は読まなくてもいい人は2人の出てくる2話分だけをwebコミックで課金して読んでしまった方が良い。作者のコメント読みたい人はコミックを買っても良いけれども、うーん・・・個人的にはあまりおすすめしない。
2人のお話は本編コミックスの描きおろしぐらいのボリューム感なので。(お話自体はいい話だな~~って感じ)
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そしてもう1冊が「突然ですが、今日会いに来て」
こちらは完結後の、「結婚に利益を求める男」神谷さんが軸になっている長編読み切りの入っているコミックス。こっちはピンク色
これは良本♪
あすかと竜とは違う、ちょっと大人の恋愛物語♪
以下ネタバレ含む
主人公は神谷さんが昔遠恋していたという理加。
(「昔遠恋してたことがあって」、、、ってくだりは、8巻で神谷が名波の電話にキレた時にちらっと言うてた)
時間軸としては、9巻のあすかを諦めた以降、あすかたちが結婚するまでの間ぐらいの話なのかな?神谷さんの雰囲気と年齢を考えるとあすかとプライベートで会わない、となってから半年経ってるかどうかぐらい??とか妄想するw
この物語の主人公理加は、自分が決めた「ライフプラン」をもとに人生を進めるべく、結婚しようとしていた彼氏に振られるところから始まる
(あれ?どこかで聞いた話ダナww)
その後、再会した6年前の恋人神谷さんが、付き合っていた頃とずいぶん変わっていて驚く理加。
本編ではスマートで紳士的で、、、なのにちょっと強引だった神谷さん。
このお話でももちろんスマートであることには変わりないけれど…そのスマートさゆえに相手と向き合えてなかった若かりし頃。向き合えていなかった元彼女理加ともう一度向き合うためにもう一度恋人に戻って、今のあなたと恋したい、っていうのは、神谷さんらしいな~と。
理加は、20代でキャリアを積んで35歳で結婚するっていうあすか以上に具体的な人生設計を持っていた。神谷さんも「結婚相手には自分と家のことを理解してくれ、そのために力を発揮してくれる人(専業主婦であってほしい)」を望んでいる、以前付き合っていたころからそのことを互いに知っている、という間柄。
本編の「突然ですが、明日結婚します」もそうだけれども…
あすかも理加も自分の人生設計のタイミングには恋人がいたはずなのに…
自分が「結婚したい」と思うタイミングで相手から振られてしまう
というのが物語の始まり。
その後、
「自分とは全く違うベクトルの人(結婚したくない男)と大恋愛をする」あすか
「向き合えていなかった過去の恋愛にもう一度ちゃんと向き合うためにもう一度同じ人とやりなおす」理加
それぞれに思い描いていた人生設計図は変わってしまうけれど、いつか「結婚はしたい」ことは変わりなく。自分の思い通りには人生が動かせないということだな。
あすかと竜は、20代の恋愛らしく、直球!!って感じだけど
理加と神谷さんは、30代半ば近くなってきて、結婚を意識した人に互いに振られてたり、とお互いにいろいろと経験してきた上での恋愛だから、少し大人な感じかな。
神谷さんのマンションは変わっていないよねww理加が行く頃にはあすかも一人暮らしの家に引っ越しているからそう偶然会うこともないだろうから(最後の描きおろし)
本編で神谷派は結構いただろうから、その次はどういう人と結ばれるのか気になっていた人は多かっただろうけど、いい感じに、素敵な相手で幸せになってくれてよかった、っていう感じ。
これはウェブコミックスでも良いけれど、Kindleとか小学館のwebコミックスで丸ごと1冊購入すると、最後の描きおろしであすかとナナリューに会える。
三上アナと氷室プロデューサーの絡みがいいわ~wwwこの絡みのおかげで、ナナリューが余計かわいいwww
このコミックスでシリーズの本当の最後の物語となる。
(いろんなレビュー見てると、これでもちょっと不完全燃焼の人が多いみたい。。。といってももう時間経ってるし、続きが出ることもないだろうな~と思う)
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ちなみに神谷さんのスピンオフと同時発行されたのが、この次の連載「愛になんて溺れない」(すでに完結)
スポ根女子が主人公だったww
本編のレビューはこちら