自由が丘スイーツ物語
お題「#おうち時間」
図書館から本を借りれず、ついにウェブコミックの会員になってしまった今日この頃。。。図書館から借りている本も読み終わる頃になってきている。
さて、ライターであり、生活史研究家でもある安古真里さんの著者は、食や女性、生活や歴史などのジャンルがお得意で、読みやすくて内容もわかりやすく、いくつか読んでいる。
これは料理研究家の歴史にまつわる1冊
「料理は女の義務ですか」は、女性が家事を担うようになった歴史やなりたちがかかれている
そんな中で、スイーツ、つまりは洋菓子の歴史にも焦点を当てた「自由が丘スイーツ物語ーケーキで人を幸せにする街ー」を先日読み終わる。
読み初めは、自由が丘の位置も地理もわからないし、読みきれないかも、、、と思っていたけれど、意外とそうでもなく読みきれた。自由が丘は高級住宅街イメージだったけど、商店街とか各種店舗が連なっている街だとは知らなかった!
本文には、かつて衾(ふすま)村だったこの街になぜ「自由が丘」と名付けられたのか、「自由」の言葉そのものの考えやそこに集まった人々、そして、洋菓子のお店がここに数多く出店するようになったのか。。。
日本の洋菓子の歴史に関する文献がほとんどなく、取材やヒアリング、各社史などから歴史を探っていくことになる。その中で、モンブラン、モンサンクレール、スイーツフォレスト…などなど、自由が丘に馴染みのあるお店、各店舗のパティシエやオーナー、スタッフの方々のインタビューもあり、最後には駅前の古本屋さんとの対談もある。
自由が丘というエリアは、地主さんに支えられ、住民に支えられ、ここで認められたお店は全国にはばたくこともできる、そんな不思議なエリア。
ほんのひとかけらかもしれないけれど、この本で自由が丘という街の空気をすこし覗くことができたかもしれない。
この本の出版が2011年なので、著書の中で取材されていたお店も、調べてみるといくつか閉店してしまっている。とはいえ、いくつかの歴史あるお店は健在なので、いつしか自由が丘という街に踏み入れたい、と思う一冊。
しかし、巻末に都内路線図と地図が載ってるのだが、関東圏がよくわかっていないせいか、路線図と地図の東西南北方向のズレに戸惑うけれど💦
〇商店街をはじめ自由が丘のいろいろが載っているサイト(個人的メモも含む)
〇自由が丘発祥のお店たち。