piyokoworks

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記憶の図書室@あべのま

やっと、あべのまでの企画展「記憶の図書室」に行けた。

1人の女性の10数年分の図書館の貸し出し記録をもとにした企画展。

会場であるあべのまにも数年前からご縁があり、再び訪れたいと思っていたころに届いた企画展の案内

 

abenoma.com

 

図書館の貸し出しカードをここまで保管していることもすごいけれど、それをどうやって展示にしているのかにも興味があった。

展示は、シンプルに日記を覗き込んでいる感じ。

インデックスにしているアクリル板の割れ目がすでにたくさんの人がこの記録を見開いた跡が残っていた。
図書館カードの向こう(うらがわ)にある手元にある本の本棚たちは、逆にそのひとの本棚を見ているような感じで、ところどころに置いてある本に対する記録の書かれたミニ冊子があり、読みたくなる。

この貸出カードの持ち主である「1人の女性」は、以前から長くお付き合いのある友達の1人で、記録のところどころに挟んである思考の変化、生活の状況などを見ながら、彼女との当時の会話やSNSで発信されていた言葉などが断片的に思い出していた。

「日記」とはテキストだけでなくて、その日その時の写真とか読んでいる本とかそういうものも自分の足跡として残っていくんだなぁと感じる展示であった。