映画「祝の島」
尼崎に新しくできたNPO法人はちさんが主催する映画の自主上映会へ
これまでも任意団体として自主上映会が行われてきて、法人化して最初の上映会だったそう
今回、見た映画は、「祝の島(ほうりのしま)」
瀬戸内海に浮かぶ山口県上関町祝島は、多くの住民が漁業を営み、岩山を切り開いて農業を行い、助け合い、分かち合いながら暮らしていた。
1982年に祝島対岸で上関原発の計画が経ちあがった時、多くの住民が反対し、反対運動に発展したが、過激な反対運動だったこともあり、島の人々が分裂し、4年に1度行われている祭り(神舞)が開催できなくなったぐらいである。(現在は開催している)
28年を経て原子力発電所建設のための埋立工事着手が始まろうとした頃に撮影されたもので、2011年の東日本大震災以前のことである。
調べてみると、震災で一旦工事がストップしてからの情報がほとんどない…
映像を通してみる島の人々は、とてもおおらかでユニークで、そして、自分達が代々受け継いできた島を子孫に引き継いでいくということを自然と身についている
「子孫に美しい海を残したい」その思いで動いておられる
もちろん、推進派の人も「子孫のために…」は同じかもしれないけれど、「何を残したいのか」という所の話し合いが土俵に載っていないからこそお互いに納得できない状況なのかなと思う
意見の押し付け合いみたいなのは日本的だよなぁと思う…
冒頭で町議会の様子が映されていたけれど、多数決って全然民主的ではないことを改めて感じる
(多分、、、賛成したひとは、、、、、だよねって想像してしまう)
映画を見ながら、大阪―都市―にいるから気付かないけれど、これは、瀬戸内海で起ころうとしていることなんだ
海が繋がっているとすれば、無関心でいてはいけないということに気づかされる
映画のあと、残れる人だけで感想を話す時間
「デモは苦手だし、怖いと思う」
「リアリティを感じるかどうか」
「推進派の意見も聞いてみたい」
「原発反対と原発推進映画両方上映して意見交換やイベントなどできればいいと思う」
すでにDVD化されているので、気軽に見ることが出来るので、ぜひ
美しい祝島、行ってみたい