天神祭2017
日本三大祭りと言われている「天神祭」
夏の祭りは都市の疫病退散を目的に行われる
しゃなりなしゃりと行く祇園祭も、ちょっと激しい大阪のお祭りも
夏の祭りの目的はみんな同じだと思うと面白いと感じる
祇園祭ぐらいしか見たことがなかった京都の友人が、今年初めて大阪の祭りを見てお神輿が激しく揺らされている様子を見てビックリしたと言っていたな
祇園祭ってそんなゆったりしてるのに、どうしてあんなにも人が多いのか
さて、大阪に戻って天神さん
宵宮の早朝4時の1番太鼓からはじまり、鉾流し神事と2日間みっちり神事が執り行われるのが天神祭の特徴ではなかろうか、と思う
この日のために地元の小学校6年生男子から選ばれた「神童」は神の使えとしてお祭りの1週間前から厳しい戒律がある「悪いことばを使ってはいけない」「白いものしか食べてはいけない」「けんかしてはいけない」など
(ちなみに神童の父も従わなければならない。大人はこれの他禁酒もあるので、酒好きのお父さんにはとっても辛いことだそう)
天神祭のハイライトは花火ではなく夕方から行われる陸渡御&夜の船渡御
今年は縁あって船渡御の客船に乗せてもらえることに!
まず、陸渡御の見学
太鼓は呼び太鼓でおまつりの始まりをお知らせする役割
そして猿田彦と続く
猿田彦のなり手は世襲制だそう(○○家の人じゃないとダメらしい)
だんじりは天神さんで持っているのはこの1基だけらしい
どんどん行列が続く
牛に馬もいてはった
道真公のご神体のあと、最後がお神輿
大暴れする道真公を押さえる力持ちの神様がおみこしにいらっしゃる
陸渡御も船渡御も順番は同じ
陸渡御のあと、そのまま船に乗り出発!
船渡御には、それぞれの講の後で客船も続き、神様が乗った船が通ると花火があがるようになっている(天神祭トリビア!)
色々な橋をくぐるのも面白い
能舞台のある能船とか
かがり火船もある
そして、船から陸に神輿を上げるのはクレーンで
お神輿1台で2トンあるそう
天神祭は「講」が多いこと、世襲が多く、携わる人もとても多いのが日本三大まつり
所以ではなかろうか
しかし、これだけ大規模で、こんなにも協賛企業が多い天神祭にも関わらず、おまつりの資金難!なので、お祭りに行った方はぜひ夜店だけでなく、神社のお参りもお忘れなく
そして、花火の後はきびすを返して帰るだけでなく、宮入もぜひみて欲しいところ!
とはいえ、敷地の割に参加する人も見る人も多すぎて、 関係者さえ自分達の番が終わったら出ざるを得ないぐらいの状況、、、