ル トロネ修道院
カップマルタンと同じく、ニースから行ける建築です。
セナンク修道院、シルバカーヌ修道院と合わせて「プロバンスの三姉妹」といわれているル・トロネ修道院です。
ここの修道院は、この「三姉妹」の長女で最も行きにくいとされている建物でもあります。
確かにバスを使うと1日に2本ぐらいしか走っていないので、日帰りは無理ですが・・・
タクシーであれば日帰りは可能です。修道院の最寄り駅からニース(マルセイユもかも?)までは1日に数本電車がありますし、いわゆる急行停車駅なので、日帰りどころか半日で往復しちゃいましたが^^;
ただ、駅でタクシーをゲットするのに一苦労。
またこの日は天気が悪くて、あらかじめタクシーを予約している地元の方ばかり。
30分ほどしてようやくタクシーがつかまり、出発。
15分ほど走ると、ブドウ畑が見えます。
更に走ると山(丘?)の中へ。
小さな集落がいくつかみえ、30分ほどで到着(ちなみに50ユーロぐらいでした)
タクシーの運転手には、あらかじめチェックしておいた帰りの電車の出発1時間ちょっと前にまた来てもらうようにと念を押す。
レセプションに入ると、外観は小屋のような感じですが、内部は美術館のミュージアムショップのような感じで、たくさんの人が見学に来るのであろう様子が伺えました。
ル コルビジェのラ・トゥーレットの修道院の参考にもなった建物ということもあり、
日本人も結構行ってるみたい^^;
教会は修道院の人のみが使うため、中心の大きな扉はありません。
この修道院は修道士たちが100年かけて作ったそうです。
教会の中です。簡素ですが、天井が高く、広いです。
残響時間がすごいです。
座っていたらたまたま見学ツアーがやってきてツアーのガイドさんが歌いはったんですが、声がめっちゃ綺麗!!コンサートみたいでラッキーでした(笑)
中庭です。回廊が回っています。
回廊に面した部屋です。ローマのように装飾があるわけでもないけど、どことなく美しさを感じます。
天気も悪いし、ちょっと高度が高くて、すっごい寒かったんですが、行って良かったです。
ちゃんとタクシー来てくれて、無事ニースに戻れました^^;
ル・トロネ修道院のHPに行くと日本語の解説がDLできます。
また、見学の詳細などもこちらに掲載されています。
ただし、主な部分はフランス語ですが。。。
83340 Le Thoronet
CENTRE DES MONUMENTS NATIONAUX (国立モニュメントセンター)というフランスの歴史的な建物を守るための組織があるようです。ル・トロネの敷地は現在国が所有しているそうです。
パリ市内でもこのロゴが入った建物をいくつか見かけました。
(日本に帰ってパンフレットをよく読んで気付きましたが・・・)